・新車でも必要?
新車は、特にガラスコーティングの施工をおすすめします。
その理由は、車のダメージが最小限の状態で施工することが、一番ガラスコーティングの効果を高める事が出来るからです。
下地の状態が良いと、施工後の仕上がりも勿論良くなります。
新車時にガラスコーティングを行うことで、その後のキズを予防することができるので、綺麗な状態を長持ちさせることができます。適切なメンテナンスを行うと綺麗な状態を維持することが可能です。
もし新車購入を検討されているようであれば、ガラスコーティングも合わせてされた方が良いでしょう。
ガラスコーティングの始まりは、約20年前に自動車メーカーの塗装が完全で無かったため、コーティング施工で補ったという歴史があります。
・白い車の施工の意味は?
塗装を保護するために必要です。淡色系の車もガラスコーティングを行うと輝きが増します。
また、白い車はタール・ピッチがつくと目立つ汚れとなり、長期間放置すると落ちないシミになる場合があります。
それらの汚れを落とすのは労力がかかりますので、ガラスコーティングは必須と言えます。
余談ですが、ボディに付着した虫や鳥糞は酸化するため、落としにくい汚れの一つです。
ガラスコーティングを行うと、水を流してこするだけで落とすことができます。
ただし、酸性の汚れはガラスコーティングでも密度の高いものでないと防げません。密度の高いものを選択する必要があります。
・ワックスとの違いは?
綺麗を保つためワックスを塗る、ワックス被膜で保護するという方法はガラスコーティングが出てくるまでの主流でした。
今でも、ワックスを好んで使用されている方もいらっしゃいます。
これは、ワックスの光沢、艶、手触りにコーティングが勝てなかった時期が長かったことが原因といえます。
ワックスは油で水を弾くため、玉のような撥水状態になり、その水玉が非常に綺麗に見えることから好まれています。
施工をすると厚みがあるのでテカテカとした艶感が特徴ですが、油は時間が経つと劣化して酸化します。
劣化したワックスは、一度全て落として再度施工しなければなりません。
酸化したワックスを毎回取り除くには、研磨剤を使用するか、強力な洗剤を使用する必要があります。この際、ボディーの塗装まで傷つける恐れがあります。
ほとんどの場合は劣化しかけか、劣化したワックスの上に、ワックスを上塗りするため最終的にボディの塗装に良くないことは明白です。
ワックスは汚れをつけているようなものだと例えた人がいましたが、まさにその通りと言えます。
雨天時には、ルーフから雨で流れてフロントガラスの油膜になり、ワイパーのビビりの原因になります。さらに視界不良によって安全運転の妨げになる可能性があるので、ワックスはお勧めできません。