【損しない】新車をディーラーで買う前に知っておきたい豆知識

新車の購入時に見落としがちなポイントを豆知識形式でまとめました。クルマの購入前の参考にしてみてください。

本記事の信憑性

車業界歴30年の知見と監修を受けて執筆しています。
できる限り分かりやすく、簡潔に解説します。

車のお得な購入時期は?

お得な購入時期は?

3月は大手自動車メーカーの決算期で、この時期は値引きや売上も一番多い時期となっています。
決算時期は、一年間の売上目標の、最後の追い込みを行っているのがその理由です。
その次に値引きが多い時期は9月の半期の決算時期となっています。

その他でお得に購入できる時期は、モデルチェンジ前後に前のモデルを購入するとお得に購入することが可能です。

以降は見落としがちな、新車購入の際にお役に立てる情報を紹介していきます。


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どんなクルマが売却時に高く売れるのか

どんなクルマが売却時に高く売れるのか

せっかく高い買い物をするのですから、できる限り自分の資産が高い状態で維持されていたほうが良いですよね。

検討するときは使用する目的などから、車種や乗車人数を選定されていると思われます。
そこで、どんなクルマにも必ず当てはまる「グレード」は、見落としがちなポイントとなっています。

予算があれば最高グレードを選択することができますが、予算が厳しいと、どうしても装備を抑えたグレードを選んでしまいがちです。
しかし、購入後の満足度が低いために、飽きが来やすく、次の買い替えの時期が早くなってしまうオーナーも多いという話も耳にします。
さらに、買取り価格や下取り価格もグレードによっては著しく下がってしまうケースがありますので、注意が必要です。

そこでひとつの考え方として、車格を落として最高グレードを買うことも一つの提案となります。ぜひ検討してみて下さい。

また、ボディの塗装の状態を綺麗に保つことも重要です。中古車販売業者は、販売する際にできる限り手間が省ける車体に魅力を感じます。
雨が乾くとウォータースポットや、道路や線路の近くでは細かな鉄粉が塗装にのって、錆びることで固着します。これらを可能な限り予防するコーティングもあるので、検討してみて下さい。

クルマのカラーは資産価値に影響大?

クルマのカラーは資産価値に影響大?

実は下取りや買取などの価格に影響が大きいのは、車体のカラーリングがあります。

日本で価値が一番高いのは「黒」、その次に「白パール」となっています。
海外では、原色系が好まれているそうですが、日本では黒は高級なイメージ、白パールは昔からの人気色となっています。

赤色は車種によるところが大きいですが、黄色や緑色、茶色などのカラーは査定が下がる傾向となっています。
また、赤・黄色は、退色しやすいため、保管状況が重要と言えます。

洗車を気軽に出来なかったり、あまり好きでない方は、シルバーや、ガンメタリック等は汚れが目立ちにくい色となっており、下取り価格などについてもマイナス点はつかないため、無難なカラーリングと言えます。

カラーリングのポイントも是非おさえておいて下さい。


要チェック!不要なオプションは外せるの?

要チェック!不要なオプションは外せるの?

ボディコーティング、ホイルコーティング、フロントガラス撥水コーティング、フロアマット、サイドバイザー、抗菌消臭など、これらのオプションは販売店の方針によって外せたり外せなかったりすることがあります。
なお、外せるオプションは本体価格の値引き交渉後に外すと、購入総額がお得になるケースが多いので是非覚えておいて下さい。

この中でも金額的にお得になりやすいのはボディコーティングですが、コーティング自体は行ったほうがよく、詳しくは以下の記事をご覧ください。

新車と中古車の下取りの違い

新車と中古車の下取りの違い

新車購入時の下取りと、中古車購入時の下取りには違いがあります。
新車購入時の場合、新車の値引きをしない代わりに下取り査定額を上げるといった方法を取るケースが多く、中古車購入時の下取りは「孫取り」といい、査定が低くなります。
まず、下取りを検討する前に買取り専門業者での市場調査は必ず行いましょう。最低2社は回ることをお勧めします。
今、乗っている車の相場感を理解した上で、販売店との交渉を行うのが得策です。

買取り専門業者はオークションに出品しても利益が取れる価格を設定しています。
中古車販売店でも同様に考えますが、すぐに売れそうな車で、特に他の顧客から注文を受けて探している車に該当する場合は高く買取りしてくれる場合があります。

実際にあった話を例にすると、ディーゼル車で20万キロを超えている車に乗っていた知人が、新車販売ディーラーと中古車販売店で購入を比較検討したところ、下取り価格が新車購入の場合は16万円に対して、中古車購入の場合は3万円だったという話があります。

新車に予算が届かず、中古車も検討をされる場合は参考にして下さい。

買った後のちょっと痛い出費

買った後のちょっと痛い出費

買った後に「ちょっと痛い出費だな」と思うものの一つに、タイヤ交換があります。

タイヤは走行と年数で、必ず交換時期がやってきます。

大きいサイズのホイールに、薄いタイヤを組み込むとエレガントな見た目になりますが、大きく薄いタイヤは4本で12万円以上しますから、手痛い出費となるのではないでしょうか。

一般的に安い国産タイヤで、普通車の場合、1本あたり10,000円から15,000円程度ですので、4本履き替えで40,000円~60,000円となります。
履き替え工賃は1本2,000円~3,000円程度ですが、タイヤの扁平が薄いほど技術が必要となるため工賃は高くなります。

安いタイヤは中国・インド・韓国・台湾製がありますが、この中では台湾製のタイヤが良いとされています。

国産タイヤでも安く購入できる場合がありますが、製造年月日が古い場合があります。タイヤの使用期限は10年とされているため購入時に製造年月日の確認が必要です。

タイヤ交換検討の際は参考にして下さい。

まとめ

  • 購入するなら3月か9月、モデルチェンジ前後に前モデル
  • 最高グレードがオススメ
  • 色は黒か白
  • 要らないオプションを外すなら本体値引き後に
  • 下取りをする前に市場を事前に調査
  • 見落としがちなタイヤ交換費用

上記の項目を検討材料に入れてみてはいかがでしょうか。 よりよいカーライフの助けになれば幸いです。 


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